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2007年12月09日
末広亭
少し前の話ですが、新宿でお客様と食事をした帰り、酔い覚ましを兼ねてプラプラと歩くことに。ちょうど三丁目の辺りで、妙に末広亭が目につきふらりと入ってしまいました。何度目かわかりませんが、結構久しぶりです。
落語が好きと言うより、志ん朝が大好きなのですが、機会があれば他の落語家も当然、聞きます。馴染みがないと少し引きそうになりますが、落語はとても面白い芸能です。もっと前面に出てくるべきといつも思います。
現在NHKの朝の連続ドラマで上方落語を題材にした「ちりとてちん」が放送されています。その影響か、末広亭は9割以上の入りでした。こんな風景は初めてです。大抵数える程しか客がおらず、飲んだ帰りに行って寝たりすると高座から直接「そこ寝てんじゃない!」なんて怒られたりしたものです。
まあ確かに朝のドラマは面白いですよね。私も毎朝楽しみにしています。ただ、上方落語ってもう一つ馴染めないのです。何故かわかりませんが、上方には人間外の神、仏、閻魔、雷神、狐、狸などがよく出てきて、賑やか過ぎるというか、最後はもうメチャメチャになる印象が多いのです。偏見かな?関西芸人は面白いと思いますし、様々な文化、食べ物、習慣、人間も含め関西ってとても好きなのですが、蕎麦と落語は東です。
とか言いながら、当然すばらしい方がいらっしゃいますから、一概には言えません。先月はBS放送で米朝の特集をしていましたが、素晴らしかった。大人の落語です。また、司会者としての顔が立ちすぎていますが、桂三枝の落語ってすごく面白いの皆さんご存知でしょうか?
話がそれますが、落語に対するイメージの低下に「笑点」がある気がしてなりません。言葉を扱うプロですからそれをもじって遊ぶのは良いのですが、やり方が古いと思います。センス悪いです、はっきり言って。あの番組の存在が落語の普及を妨げているのではないか?と心配で仕方ありません。
落語、特に古典の良いモノは、何度聞いても味があり、何度も泣き、何度も笑ってしまいます。同じ話なのに縁者によって色々な人物に見える。とても奥の深い芸能だと思います。刺身を食べる時と落語を聞く時、日本人で良かった、といつも思います。
落語は良い若手も出てきています。先日の末広亭の高座も皆、面白かったです。
もっと普及すれ良いのにな、と心から思います。
志ん朝の高座は一度も見ることができませんでしたが、今後も素晴らしい落語家が出てくることを期待しています。
投稿者 mars_ohsawa : 2007年12月09日 13:20