2008年10月31日
ちとしゃん亭
落語家柳家紫文さんがやっている「ちんとんしゃん」という飲み屋が高円寺にあります。主がセンターに陣取るようカウンターの中が畳になっている変わった店で、紫文さんが三味線片手に噺や都々逸で相手をしてくれます。が、最近は本芸が売れてきてお店にはほとんどいません。
さて「ちとしゃん亭」はこちらで月一度行われる落語会のことで、このタタミ部分が高座になります。店自体大きな店ではありませんから20人も入ればいっぱいですが、この狭さが縁者との距離を縮めてとてもグッドなのです。
昨日は206回目でメインに柳家扇辰師匠。出とトリで2席聞かせていただきましたが、とても良かった。最後の何とか豆腐(題名忘れました。珍しい演目だそうです。両隣のツウっぽい方も知らないと言っていましたのでね。ただ、私は何故か2回目。)は少し泣いてしまいました。
ところで、私が昨日こちらに伺った本当の理由は落語が聞きたかったからではないのです。実は中入り前につなぎで入った柳家小寿々さんが目当て。こちらは紫文さんのお弟子さんグループ東京ガールズの一人で、演目は落語ではなく唄です。以前にも書きましたが、今年の阿波踊りで舞台演出を担当させてもらったのですが、その際阿波民謡ではなく江戸の唄を使うことにしたのです。どの曲を使おうか色々なものを聞いている内に嵌ってしまいました。舞台に使ったのは江戸端唄の「梅は咲いたか」でしたが、他にも良いものたくさんあるんですね。いつも耳にする内「これは酒を飲みながら聞くと最高だろう・・・」という欲望が出てきました。そんなことを東京ガールズのリーダー藍ちゃんに相談して今回の運びになったのです。
話が逸れますが、ちんとんしゃんの若旦那もとい柳家紫文一門とのお付き合いは阿波踊りを通じてのこと。紫文さんは落語家であると同時に三味線の師匠でもあるのですが、そのお弟子さん達が高円寺の本祭で我々飛鳥連のお囃子に参加してくれるのです。私たちは「ちんとん外人部隊」と呼んでおりますが、おかげで私たち飛鳥連は高円寺の他連の追随を全く許さない三味線大部隊を擁しているのです。
さてそれで、結局私の野望が達成されたかと言うと結果的には半分でした。「ちとしゃん亭」は芸を見る会なので「飲みながら」と言うのはNGなのですね。お金があれば神楽坂の茶屋に行って芸者を呼べば良いのでしょうが、もちろんそのような余裕はありません。「ちとしゃん亭」が跳ねてそのまま打ち上げとなったお店で話していたらこの他に「さのさナイト」というのがあるのだとか。それはもっと砕けた感じなので、私のリクエストにかなり近いようです。と言うことで心待ちにしています「さのさナイト」。
投稿者 mars_ohsawa : 2008年10月31日 11:39